あなたの学びは「努力不足」で破綻しているわけではない
勉強が続かない。
計画通りに進まない。
やる気はあるのに、途中で止まってしまう。
こうしたとき、多くの人は
「自分の努力が足りない」「意志が弱い」と考えがちです。
しかし、教育心理学や学習科学の知見は、
この捉え方が本質ではないことを示しています。
学習がうまくいかない最大の理由は、
努力や根性の問題ではなく、学習が個人に合わせて設計されていないことです。
人はそれぞれ、
が異なります。
COMNAVIは、この当たり前の前提から出発しています。
近代教育が抱えてきた構造的な限界
COMNAVIは、既存の教育を否定するために生まれたわけではありません。
むしろ、近代教育が積み上げてきた枠組みを前提にしながら、
その中に残り続けていた構造的な限界に向き合った結果、生まれました。
その一つが、学習から得られる一次情報が、学習設計に十分に活かされてこなかったことです。
学習の中では、本来、
- どんな目標を立てているか
- どのタスクが進んでいるか
- どこで止まりやすいか
- どの復習がうまくいっていそうか
といった情報が日々生まれています。
しかし多くの場合、
こうした個別の情報は設計に反映されず、
最終的には同じ教材・同じペース・同じ進め方に画一化されてしまいます。
COMNAVIが特に問題視しているのは、
「情報がないこと」ではなく、
情報があっても個別化に使われない構造です。
教育理論が示してきた「学習が続く条件」
教育心理学の研究が一貫して示しているのは、
学習が続くかどうかは、才能よりも環境と構造に左右されるということです。
- 自分の進捗が把握できている
- 行動と結果の関係が分かる
- 修正が過度な負担にならない
こうした条件が整っていると、
学習は無理なく続きやすくなります。
COMNAVIは、
高度な振り返りや反省文を書くことを前提にしません。
代わりに、
- 目標やタスクの進捗
- 実行の履歴
- 学習後のシンプルな振り返り
といった扱いやすい一次情報を積み重ね、
次の学習に反映していく設計を採っています。
COMNAVIの思想①
学習を「行動システム」として捉える
COMNAVIにおいて、学習は気合いやモチベーションを駆動して頑張るものではありません。
目標を立てる。
タスクとして実行する。
進捗や結果を確認する。
必要に応じて調整する。
この循環を回し続ける行動システムとして学習を捉えています。
学習が止まったときに見直すのは、
「人の欠陥」ではなく「仕組みの詰まり」です。
COMNAVIの思想②
比較ではなく「内的基準」を中心に置く
COMNAVIは、他者との比較を学習の中心に置きません。
重視するのは、
- 自分の目標に対して、どこまで進んだか
- 前回と比べて、学習の感触はどうだったか
- 自分の性格がどう変化して、勉強にどのような影響を与えたか
といった内的基準です。
勉強の振り返り(評価)は競争のためではなく、
自分の学習を調整するために使われます。
この考え方は、達成目標理論における「熟達目標志向」とも一致しています。
COMNAVIの思想③
一次情報を「個別化」のために使う
COMNAVIが重視している一次情報は、
特別に精密なデータではありません。
- 目標
- タスク
- 進捗
- 学習後の簡単な評価
こうした日常的な情報を、
次の学習設計に確実に反映させることを重視しています。
そして、そこにあなたの性格などの情報を加味することで、
個別化の精度を高めていきます。
個人の学習は、本来テンプレ化できません。
COMNAVIは、その前提に立って設計されています。
なぜ今、この形でCOMNAVIが必要だったのか
学習に関する仕組みは、すでに十分すぎるほどあります。
しかし、個人の学習データを前提に、
学習を内的基準で調整し続ける仕組みは、まだ多くありません。
COMNAVIは、
教育理論が示してきた知見を、
現実的に使える形で実装するために生まれました。
学習を、
比較や根性論から切り離し、
自分自身の基準で設計できるものにするために。
